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<発表>◎慶応大学とJST、腸の炎症を抑える新しいメカニズムを発見 No.[5428]
投稿者:tai 投稿時間:2011/02/09 [水曜日] 12:13:07
<発表>◎慶応大学とJST、腸の炎症を抑える新しいメカニズムを発見
  

2011/02/09 11:50
<発表>◎慶応大学とJST、腸の炎症を抑える新しいメカニズムを発見
発表日:2011年2月9日
腸における炎症を抑える新しいメカニズムを発見
−炎症性腸疾患の新たな治療法開発に期待−


 JST課題解決型基礎研究の一環として、慶應義塾大学 医学部の吉
村 昭彦 教授らは、腸などの消化器における新たな免疫調節機構を解
明しました。
 腸内には大腸菌などの腸内細菌が大量に存在しますが、それにもかか
わらず炎症が起きないメカニズムは、これまで十分に解明されていませ
んでした。

 本研究グループは今回、モデルマウスを用いて腸内における新しい炎
症抑制システムを発見しました。その本体はプロスタグランジンE2(
PGE2)注1)と呼ばれる生理機能脂質で、マクロファージなどの免
疫細胞に作用して炎症を強力に抑制します。PGE2システムは、これ
までに知られている抑制性T細胞(Treg)注2)による炎症抑制シ
ステムとは全く独立して存在することが分かりました。自然免疫を担う
マクロファージや樹状細胞注3)は、腸内細菌などの感染によってTN
Fαやインターロイキン12(IL−12)などの炎症性サイトカイン
とよばれるたんぱく質を放出することで炎症を誘導、促進しますが、P
GE2は腸上皮で常に産生されていて、これらのサイトカインの産生を
抑制していました。しかし過大な感染や強い炎症時にはこの抑制システ
ムが破綻するため、サイトカインシグナル抑制因子1(SOCS1:ソ
ックス−ワン)注4)と言う遺伝子が防護していることも明らかになり
ました。

 これらの発見は、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患の発
症機構の解明に貢献するもので、新たな治療法の開発につながるものと
期待されます。


 本研究成果は、2011年2月8日(英国時間)に英国オンライン科
学雑誌「Nature Communications」で公開されま
す。

 本成果は、以下の事業・研究領域・研究課題によって得られました。
 戦略的創造研究推進事業 チーム型研究(CREST)
 研究領域:「アレルギー疾患・自己免疫疾患などの発症機構と治療技
術」
 (研究総括:菅村 和夫 宮城県立がんセンター 総長)
 研究課題名:細胞内シグナル制御による免疫リプログラミング
 研究代表者:吉村 昭彦(慶應義塾大学 医学部 微生物学・免疫学
教室 教授)
 研究期間:平成20年10月〜平成26年3月

 JSTはこの領域で、アレルギー疾患や自己免疫疾患を中心とするヒ
トの免疫疾患を予防・診断・治療することを目的に、免疫システムを適
正に機能させる基盤技術の構築を目指しています。

 上記研究課題では、細胞内のシグナル伝達制御機構の解明とその人為
的な調節により新たな免疫疾患治療の方法論を開発することを目指して
います。


 ※研究の詳細は添付の関連資料を参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。
研究の詳細
ttp://release.nikkei.co.jp/attach_file/0273201_01.pdf



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